1906年製

1906年と言うと今から110年前以上です。和暦にすると、明治39年!
色々な時代を生き抜いて、2016年に、八王子ボイトレ教室のラウンジルームにやって来ました。

当時の販売履歴があった!

講師さかいひさかのアルバムでは、ベヒシュタインのコンサートグラウンドを利用しています。カナダのレコーディングスタジオ経由で、ドイツにあるベヒシュタイン本社を紹介してもらいました。現地の担当者の方に、南大沢・京王堀之内のボイトレ教室の話をしたところ、当時の納品管理表の写しを送って来てくれました!!
1907年12月2日にドイツの境界線の近くにあるステッティン(オランダ)に住むG. Walkenhauerさんのお宅に納品されたようです。

横浜のピアノ工房で発見

このピアノの足、美しくないですか?

今では珍しいですが、第2次世界大戦前までに製造されたピアノではよく見かけますね。
当時は6本足のピアノもよくありましたね。ネットでビンテージピアノを探していた時に、この芸術的なピアノの足を発見して、八王子ボイトレ教室には、このオシャレな足のピアノがいい!と決めました。

譜面台も芸術品

どうですか、この透かしの工芸。現代のピアノではほとんど見られないです。
唯一のデメリットは、穴だらけなので、紙っぺらの楽譜を置いた場合、譜面に書き込むのが、非常に難しいです。笑
書き込みたいときは、厚紙やボードを置いています。この透しも、最近のピアノでは見られなくなりましたね

鍵盤は象牙

本物の象牙の鍵盤です。レストア時に漂白されていますが、場所によって鍵盤の色味が違っています。